学び(心で感じ)考え 行う
福沢諭吉の『学問のスゝメ』は「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言えり」で始まっています。ところが、「実際の社会では人に様々な違いがあるではないか。その違いは何によって生ずるかといえば、学ぶと学ばざるによって出てくるものである。そして、学ぶことにより人は人に依らず、国は国に依らない。すなわち、独立自尊である。」と書かれています。
人は何の為に学ぶのでしょうか。学ぶということ自体の自己満足にとどまることなく、自らと身近な人々のために、そして社会のために、自分が得たものを新しい価値として創造していくことが人間としての生き方なのでしょう。言い換えれば、知識は使うために会得するのであり、それを使う知識を持つことが一層大切であります。
人間の知恵は考えることから得られるものであり、そのためには考える力を育てる必要があります。組織も人間と同じように社会的な生き物です。河北前田病院も学習する組織であり続けたいと思います。自ら学び、研鑽を重ね、そして新たな社会価値を実現するための知恵を持ち続けていきたいものです。”人間とは何か”を考える原点にして、考える力をもち、医療の規範となっていきたいと考えています。
医療法人社団三成会 河北前田病院
理事長 河北 博文
高齢化社会にどう対応するかは現代日本の重要な課題です。高齢の患者さんもできれば在宅での療養が望ましいのですが、少子化や核家族化でそれができない場合があります。また患者さんの重症度によっては医療処置を継続しなければならず、入院が必要な場合もあります。
河北前田病院では急性期病院の治療で症状が安定して長期療養を目的にする人やリハビリテーションの継続が必要な人を受け入れています。患者さんの中には当院で最後を迎える場合もあります。当院では患者さんの苦痛をできるだけ減らし、快適に療養できるようサポートしていきたいと思います。
医療法人社団三成会 河北前田病院
院長 森 正樹
当院について